前腕能動義手の構成要素
こちらが前腕能動義手の構成要素になります。
① 軟質樹脂パイプ | ⑦ クロスバー |
② ハーネス | ⑧ 上腕カフ |
③ ハーネスクロス | ⑨ リテーナ&ベースプレート |
④ Dリング | ⑩ ケーブルハウジング |
⑤ 革紐 | ⑪ ケーブル |
⑥ メタルハンガ | ⑫ シリンダ型ターミナル |
ケーブルとケーブルハウジングの違いっていまいちわかりづらいですよね。。。
簡単に説明しますと、ケーブルハウジングはケーブルを通すためのトンネルです。
ケーブルとソケットを直接接続してしまうとハーネスを介してケーブルを引張った時に、ケーブルが動かずなんの操作もできなくなってしまいます。
そのためのケーブルハウジングなのです!
続いては特徴的な各種ソケットについて簡単に紹介していきます!
差込み式ソケット
特徴
- 長断端に適したソケット
- ソケットに懸垂機能はない
- 上腕カフおよび軟式たわみ肘継手により懸垂
ノースウエスタン式ソケット
特徴
- 中〜長断端に適したソケット
- 上腕骨内外側上顆での懸垂が可能
ミュンスター式ソケット
特徴
- 極短〜短断端に適したソケット
- 上腕骨内外側上顆での懸垂が可能
- ノースウエスタン式に比べ、ソケット開口部が狭い
- 採型時に上腕二頭筋腱のチャンネルを確保する
スプリットソケット
特徴
- 極短断端に適したソケット
- 倍動肘ヒンジ継手と併用して使用
- 上腕支柱部の上腕カフにて懸垂
極短断端でソケット前腕部の重さを支えながら完全屈曲するのはかなり大変です。
そこで歯車やリンク機構を駆使して、断端が少し屈曲するとソケット前腕部がより大きく屈曲するようにしたものがこの“倍動肘ヒンジ継手”になります。
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