上腕能動義手の構成要素
大まかなパーツ名称は前腕能動義手と同じなので、ここでは特筆すべき特徴だけを紹介します!
リフトレバーは前腕部とケーブハウジングとの接続部になります。
ここの位置が肘継手よりも過度に近位だとケーブルからの力が上手く伝わらずに肘継手の屈曲がしづらくなってしまいます。
ケーブルハウジングが2本となっている理由は、長い1本の状態だと中のケーブルがたわまず肘継手が屈曲できなくなるからなのです。
さらに2本のケーブルハウジング間の距離が近すぎ(ケーブルハウジングが長すぎ)ても肘継手が十分に屈曲する前にケーブルハウジングどうしが当たってしまうので、これも肘継手屈曲の妨げになります!
単軸肘ヒンジ継手
特徴
- 屈曲・伸展が可能
- 任意の角度でのロック/アンロックが可能
- 回旋機能なし
- 極長断端にも適応あり
単軸肘ブロック継手
特徴
- 屈曲・伸展が可能
- 任意の角度でのロック/アンロックが可能
- 回旋が可能
- 極長断端だと健側の肘関節との位置が合わない
それぞれの使い分け
基本的にはブロック継手で問題ないのですが、長断端の場合ブロック継手のスペースが確保できない場合があります(無理につけると健側の肘関節よりも遠位になってしまいます)。
そのような場合はヒンジ継手が選択されます!
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