大脳辺縁系

大脳辺縁系は大脳の内側部にあり、脳梁を取り囲むように存在しています。

本能や情動による行動を支配する中枢であり、自律神経の中枢である視床下部にも情報を送っています。

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帯状回

血圧, 心拍数, 呼吸器の調節, 意思決定, 共感, 認知など情動の処理をしている。

扁桃体

外界からの感覚情報に対し、有益・愉快・不愉快などの判断を行ない、身体的な反応や行動、喜怒哀楽などの感情的な反応を引き起こす。

海馬

脳内のあらゆる情報が集まる位置にあり、記憶の形成に非常に重要となる。

海馬は短期記憶を作り、重要と判断したものだけを記憶容量の大きい大脳皮質へ送り、長期記憶に置き換える。

海馬傍回

自然や都市風景など、風景の記憶や顔の認識に関与している。

大脳基底核

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左右の大脳半球の深部（島より更に奥）に存在し、随意運動の調節などに関わる神経核の集まり（灰白質）。

淡蒼球, 被殻, 尾状核からなる。

随意運動の調節に関わる、つまる“運動の強弱に関わる”というのが大脳基底核のポイントです！

また広義として、機能的な関係の深い“視床下核（間脳にある）”、“黒質（中脳にある）”を含むとする場合もあります。