「各種鑑別試験」大百科!

その他

Tinel 徴候

目的

末梢神経の損傷部位や回復程度を検査する。

方法および評価

軸索再生が始まっている先端部を軽く叩く。その神経の支配領域に疼痛が走れば陽性。軸索再生期には、この徴候の抹消への移動が認められる。損傷部位や回復の程度を知るのに有用な手技である。

Romberg 徴候

目的

深部感覚の障害を検査する。

方法および評価

開眼のまま、両足をそろえつま先を閉じて立たせ、体が安定しているかどうかをみる。次に、閉眼させて体の動揺をみる。閉眼によって体が動揺したら、または開眼時よりも不安定性が増大したら陽性。深部感覚の障害を疑う。

開眼時 閉眼時 Romberg 徴候
正常 ふらつかない ふらつかない 陰性
脊髄性運動失調
(深部感覚障害)
ふらつかない ふらつく 陽性
小脳性運動失調 ふらつく ふらつく(開眼時と同じ) 陰性

コメント

タイトルとURLをコピーしました