独特の関節運動
転がりと滑り
膝関節は屈曲と伸展という単純な運動しかないのですが、それだけを忠実に再現するとこのようになります。
このように大腿骨が転がっただけでは膝に大きな隙間ができてしまいます。
この隙間を埋めるように、膝関節は転がり運動だけではなく、滑り運動も行ないます。
実際の膝関節はこの転がりと滑りを同時に行なっています!
そのため、膝関節は蝶番関節ではなく、顆状関節に分類されているのです!
終末強制回旋運動
英名では「スクリュー・ホーム・ムーブメント(screw-home-movement)」といいます。
膝関節は屈曲位から伸展位へと移行していくと、下腿が外旋します!
この構造により、立位や階段を上がる際などの運動で、大腿四頭筋などの膝関節伸展筋の負担が軽減されるのです!!
両半月板と前・後十字靭帯の構造がここで活きてくるわけです!!
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