長下肢装具と短下肢装具の違い
これら2つのわかりやすい違いは装具の長さですよね。
その明確な違いは“膝関節をまたいでいるかどうか”です。
そして共通しているのは“どちらも足部を覆っている”ことです。
これらをより具体的にまとめると
違う点:膝関節のコントロールの有無
同じ点:足関節のコントロールをしている
昨今のリハビリテーションの領域では早期離床させ立位訓練と歩行訓練を行なっています。
そこで立位における下肢の身体機能で重要となるのが膝関節の伸展機能の有無です。
これが機能しているかどうかで、いわゆる“膝折れ”が生じるかどうかが決まります。
膝関節の伸展機能の弱化による膝折れを外部から防ぐために、長下肢装具の膝継手にはリングロックに代表されるような伸展位固定の機能を持つものが存在するのです。
えっ?股関節の機能は無視してもいいの??
もし皆さんの中にこの疑問を持った方がいたとすれば非常に鋭い方ですね!
この疑問を紐解くポイントとして「C-Posture」というものを知っておく必要があるのですが、関心をお持ちの方は合わせてご覧ください。
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