橈骨神経障害

正解は「2」です!

 

  1. ナックルベンダー
  2. スパイダースプリント ← 正解!!
  3. カックアップスプリント
  4. ジョイントジャック

 

間違えたとすればおそらく「3」を選んだ方が多いのではないでしょうか?

それぞれの装具の機能を確認すると以下のようになります。

ナックルベンダー MP関節の屈曲補助
スパイダースプリント 各手指の対立位保持・伸展補助
カックアップスプリント 手関節の背屈保持
ジョイントジャック PIP関節の伸展補助

先程紹介したように、今回は“橈骨神経低位麻痺”なので生じる症状は下垂になります。

下垂手であれば“手関節の背屈保持”機能を持つ「3」のカックアップスプリントも考えられるのですが、今回は除外されます。

「1」のナックルベンダーは“MP関節の屈曲補助”のため手指の伸展ができない下垂指においては逆効果です。

「4」のジョイントジャックの機能は“PIP関節の伸展補助”なので一見すると適切に思えるのですが、これはPIP関節の屈曲拘縮が強い場合に処方されます。ボルトを回していき、徐々に屈曲拘縮を緩和していく装具です。今回の装具は“手指の把持動作を妨げない装具”である必要があるため適応外になります。

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