概念
脊髄損傷とは、脊椎の損傷に伴い、脊柱管内の脊髄にも損傷が及んだ状態のことです。
発症原因としては、事故やスポーツ外傷などによる怪我や、腫瘍、あるいは脊椎変性疾患など、様々なものが挙げられます。
好発部位としては下位頸椎が最も発症しやすく、その次が胸腰仙椎移行部になり、この2つで全体の80%を占めるようです。
脊髄に損傷が加わると、その直後に“脊髄ショック”と呼ばれる現象が起こります。
損傷した脊髄レベル以下の運動や知覚機能、脊髄反射が一過性に全て消失した状態のことをいいます。
私は脊髄ショックに、雷でブレーカーが落ちて一時的に停電になるようなイメージを持っていました!⚡
脊髄ショックは早くて数時間、通常ならば1〜6週で回復する事が多く、それに伴って痙性麻痺になっていきます。
損傷部が馬尾神経レベルだった場合は、終始弛緩性麻痺となります。
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