損傷の仕方や部位による分類
頸髄中心損傷型
表在感覚
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温痛覚 | 外側脊髄視床路 | ① | |
触覚
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粗大な感覚 | 前脊髄視床路 | ② | |
精密な触覚 | 後索 | ③ | ||
深部感覚
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意識できる深部感覚 (位置覚・振動覚) |
後索 | ④ | |
意識できない深部感覚 | 脊髄小脳路 | ⑤ | ||
頸髄の中心部が損傷されたときに起こる。
錐体路の外側部を走る下肢支配神経より内側を通る上肢支配神経が強く傷害されるため、下肢より上肢の麻痺が強い。
“歩くことはできるが手が上手く使えない”といった状態です。
脊髄前部損傷
表在感覚
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触覚
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精密な触覚 | 後索 | ③ | ||
深部感覚
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意識できる深部感覚 (位置覚・振動覚) |
後索 | ④ | |
脊髄前方の障害で起こる。
後索を走る触覚、位置覚、振動覚は傷害されない、もしくは軽度なのに対して、温痛覚は脱失し、運動障害も強い。
半髄半側麻痺型
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(反対側の) |
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(反対側の)
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脊髄半側の障害で障害側の運動麻痺、位置覚、触覚、振動覚の障害と、交叉する反対側の温痛覚障害をきたす。
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