各種保険の見分け方
健康保険証の多くはその名称で種別の判断が可能なのですが、ものによっては判断が難しいものもあります。
例えば患者さんが“建設業者国民健康保険組合”にご加入されている場合はどうでしょう?
これは国民健康保険なのかな?
それとも組合保険になるのかな?
このように迷われる方もいらっしゃるかと思います。
さらにこの保険は略称だと“建設国保”と呼ばれ、より判断が難しくなってしまいます。
結論から言うと、建設国保は組合保険に該当します。
それではどのように分けて見ればいいのでしょうか?
実は保険証の下のほうにある番号が見分けるポイントになります!
これは保険者番号の“法別番号”と呼ばれるもので、この保険証が一体どの保険で適応されるものなのかを番号で表したものになります。
保険者番号については厚生労働省の【保険者番号、公費負担者番号、公費負担医療の受給者番号並びに医療機関コード及び薬局コード設定要領】に詳細がありますので、そちらからご確認ください!
https://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/dl/tp0305-1az_0004.pdf
私が特に気をつけたいと思うのは、以下の3つです。
- 医師国民健康保険組合(医師国保)
- 歯科医師国民健康保険組合(歯科医師国保)
- 建設業者国民健康保険組合(建設国保)
これら3つは“国保”という名称がついてはいますが、いずれも“組合保険”に該当しますので、ご注意ください。
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