遠心性収縮
求心性収縮に比べわかりにくいのがこの遠心性収縮ですよね。
求心性収縮が“したい動きをするときの筋収縮”とすれば、遠心性収縮は“したい動きとは逆の筋収縮”です。
具体的にイメージしていきましょう!
次は“コップで水を一口飲んだあと”をイメージしてみてください。
水を飲んだあとそのコップをテーブルの上に置きますよね?このときの動作に遠心性収縮が使われているのです!
“コップをテーブルの上に置く”とき腕は肘関節の伸展をします。
このときの主動筋は上腕三頭筋になりますよね?
しかし上腕三頭筋の求心性収縮だけで肘関節を伸展させると、勢いがすごすぎて残ってるコップの水がこぼれてしまいますし、肘関節も痛めてしまいます。
(コップをゆっくりテーブルの上に置けば良いんじゃないの。。。?)
その通りです!!そしてその“ゆっくり”を実現してくれているのが“遠心性収縮”なのです!
遠心性収縮は“身体がしようとする運動筋の拮抗筋”が行ないます。
今回の場合“身体がしようとする主動筋”は上腕三頭筋であり、その“拮抗筋”は上腕二頭筋になります。
この上腕二頭筋が上腕三頭筋による肘関節の伸展が勢い余らないようにブレーキをかけてくれているのです!
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