ペルテス病とその装具!

どんな疾患?

冒頭にもいいましたが、ペルテス病は骨端症の一種で、3〜10歳の男の子に多い小児疾患になります。

骨端線の閉鎖前に発症した、大腿骨頭の一部、または全部の虚血性壊死で、大腿骨頭頸部の一部を含むこともあります。大腿骨頭の関節面が陥没変形し、股関節の不整合となってしまいます。成長障害として、大腿骨頭頸部の短縮や大転子高位がおこります。

幼少期に発症した場合、治療により大腿骨頭の修復が良い可能性があり、比較的予後が良いとされています。

しかし年長期に発症すると、大腿骨頭自体が成長しているため変形の矯正も難しくなり、予後は悪いとされています。

そのため、早期による装具治療が必要となるのです!

ちなみに装具などを利用して、骨頭を寛骨臼内に包み込み、骨頭の変形を最小限にする治療法を“containment療法”と呼びます。

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