側彎症の分類
機能性側彎症(非構築性側彎症)
機能性側彎症とは、椎骨自体に変形や回旋などはなく、別の原因によって結果的に脊椎が側彎してしまっている状態です。
椎骨に問題はないので、原因さえ取り除くことができれば側彎は解消されます。
疼痛性側彎症
主な原因
- 椎間板疾患
- 脊椎分離症
- 脊椎すべり症 など
上記のような疾患による疼痛に対し、反射的、防御的に筋痙縮が起こり側彎する。
代償性側彎症
主な原因
脚長差などにより、骨盤が側方に傾いたことに対して、腰椎が体幹を起こそうとして代償的に側彎してしまう状態。
脚長差を補正すると側彎は解消される。
構築性側彎症
構築性側彎症とは、何らかの原因により脊椎が側彎してしまう状態のことで、一般的に側彎症というとこちらを指します。
その原因によってこのように分類されています。
- 先天性側彎症
- 神経・筋原性側彎症
- 神経線維腫症による側彎症
- 間葉系疾患による側彎症
- その他の原因による側彎症
- 特発性側彎症
中でも多いのは“特発性側彎症”です。
そのため今回はこの特発性側彎症に注目して紹介していきます!
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