KBM
荷重方法:膝蓋靭帯(腱)および下腿の骨や神経腫以外の軟部組織
懸垂方法:ソケット単体での自己懸垂可能○
→ 大腿カフやコルセット、ライナーピンなどで必ずしも懸垂しなくても良い
特 徴 :大腿骨顆部を覆っているが膝蓋骨は覆っていない
大腿骨内側顆部への楔がある
メリット
- 側方(左右)の動揺を抑えられる
- 下腿との接触面積が広いため、単断端への適応あり
- 腰掛けたときに衣類の上からソケット前壁の形状が目立たない
デメリット
- (PTSと比べ)前後方向の動揺を抑えられない
- (PTSと比べ)膝関節の過伸展防止機能がない
PTSでのイメージがついた上で考えてみるとわかりやすかったのではないでしょうか?
膝蓋骨を覆っていないことによる外観の良さが最大の特徴ではないかと思います。
また膝蓋骨を覆っていないため、水平面でのソケット両翼(M-L径)をPTSより狭くしないと自己懸垂機能が不十分になってしまいます。しかし単純に狭いままだと装着が困難になってしまうので、内壁を開いて装着したあとにしっかりと固定させるために内側楔が存在するのです!
コメント