下肢装具継手の機能と分類!!

足継手

プラスチック製

継手の名称 特徴
タマラック
  • ポリウレタン製の撓み継手
  • 内部に補強材(ワイヤー)が入っているため、長時間の使用も可能
タマラック
ジレット
  • ポリウレタン製の撓み継手
  • 足関節の最小の抵抗で歩行でき、より正常歩行に近い歩行が可能
ジレット
オクラホマ
(モーションコントロールリミッター付)
  • 波型、涙型をしたポリプロピレン製の継手
  • 吸引成形時に強固に固定でき、下腿部と足部の2度の形成の必要がない
  • 底屈制限のためにモーションコントロールリミッターを用いることが多い
オクラホマ(モーションコントロールリミッター付) ※ 拡大可能
SAGA Plastic AFO
  • 内外側にモールドされたポリプロピレン製の継手
  • 継手軸を解剖軸に近づけることが可能
  • 継手の可撓性で制動力を生み出す
SAGA Plastic AFO

金属製

継手の名称 特徴
スコッティー
  • ステンレス製のため破損が少なく、長時間の使用が可能
  • オクラホマ継手と同様に、モーションコントロールリミッターと合わせて用いることが多い
スコッティー
ギャフニー
  • スコッティーと同様に、ステンレス製のため破損が少なく、長時間の使用が可能
  • 「フレクサー・ストラップ(背屈アシストゴム)」を併用することで背屈補助(底屈制動)が可能となる
ギャフニー
シングルクレンザック
  • 後方のロッドにより、底屈方向のみの可動域を制限する
  • ロッドにバネを入れることにより、底屈補助をさせることも可能
シングルクレンザック
ダブルクレンザック
  • 前後のロッドにより、底背屈の可動域を制限する
  • ロッドにバネを入れることにより、底屈補助をさせることも可能
ダブルクレンザック
COD
(Center for Orthotic Design)
  • 足部のボールジョイントと支柱のターンバックルにより、成形後でも前額面のアライメントが調整可能
COD
PDC
(Plantarflexion Dorsiflexion Control)
  • 金属支柱のダブルクレンザック継手をプラスチックAFO用にしたもの
  • ロッドによって底背屈を制限する
  • ロッドにバネを入れて制動力を生み出すPDA(Plantarflexion Dorsiflexion Assist)タイプもある
PDC
DA
(Dorsiflexion Assist)
  • 金属支柱のシングルクレンザック継手をプラスチックAFO用にしたもの
  • ロッドによって背屈を補助する
DA
セレクトアンクル
  • ステンレス製とアルミニウム製がある
  • 7種類のカム(角度調節用部品)を入れ替えることで底背屈の範囲を制限する
  • カムを裏返すことにより底屈と背屈の切替が可能
セレクトアンクル
キャンバー
  • ステンレス製
  • 7種類のカム(角度調節用部品)を入れ替えることで底背屈の範囲を制限する
キャンバー
ゲイトソリューション/ゲイトソリューションデザイン
  • 油圧制御による底屈制動機能をもつ(背屈遊動)
  • 初期接地から荷重応答期までの滑らかな底屈運動をさせる
  • ゲイトジャッジシステムを利用することにより、歩行中の下肢筋力や足関節角度を数値化してグラフ化することが可能となる
ゲイトソリューション※ 画像はゲイトソリューション
ドリームブレース
  • 機械摩擦による底屈制動機能をもつ(背屈遊動)
  • 初期接地から荷重応答期までの滑らかな底屈運動をさせる
ドリームブレース
DACS
(Dorsiflexion Assist Control by Spring)
  • コイルバネを内蔵したシリンダーにより底屈制動を生む
  • コイルバネによって4種類の強さがある
DACS

継手を持たないもの

継手の名称 特徴
TIRR
TIRR
湯の児型
  • 前面支柱
  • 一般的に装着しやすく、靴も履きやすい
  • 踵骨の内外反は矯正できない
湯の児型
スパイラルAFO
  • 下垂足, 外反矯正効果がある
スパイラルAFO
ヘミスパイラルAFO
  • 下垂足, 内反防止用
ヘミスパイラルAFO
OMC(大阪医大式)
  • プラスチックの撓みにより制動力を生み出す
  • 中足骨部アーチを支持し、踵は開放される
OMC(大阪医大式)

コメント

タイトルとURLをコピーしました